<心理カウンセラー監修>ストレス解消に効く7個の方法⑦ – 音楽の効能でストレス解消!

ストレス解消に効く7個の方法の七つ目は、音楽を聴くことです。

 音楽には人の心を揺り動かす力があります。あなたも今までに音楽に感動した経験があるでしょう。

音楽は人に感動を与えるだけではなく、ストレス解消と心の癒しにもなります。それだけ音楽は人の心に深く入り込むものです。

ストレス解消や心の癒しにおいて、音楽は心理カウンセラーとして重要なツールにもなります。それでは、実際に音楽はストレス解消においてどのように役立つのでしょうか。

そのメカニズムや効果についてここで詳しく探っていきます。

音楽が人の心に影響する仕組みとは?

少し難しい話になりますが、音楽が人間の心に影響を与えるのには複雑なメカニズムがあります。

科学的な研究によりそのメカニズムは明らかにされつつあります。

音楽は脳内の神経回路を活性化し、感情や記憶と密接に関連しているのです。

特定の曲や音楽のリズムは、脳内の神経伝達物質やホルモンの放出を調整し、心身のリラックスやストレス軽減に役立つことがわかっています。

ストレス解消への効果

音楽は、日常生活で経験する様々なストレスに対して有効な対処法です。

ストレスフルな状況で音楽を聴くことにより、心拍数や血圧が下がり、ストレスホルモンの分泌が抑制されるからです。

そのためリラックスや安心感が得られ、心身の緊張がほぐれるでしょう。

このことから、音楽はストレス管理や心理的な安定に役立つ有力な手段として利用されているのです。

心理的な効果

音楽は単なる音の組み合わせではなく、人々の感情や思考に深く影響を与えます。

特定の音楽には喜びや幸福感を喚起し、ポジティブな感情を増幅させる効果があります。

反対に、悲しみや不安といったネガティブな感情に対しても、音楽は共感や慰めをもたらし、心を癒してくれるでしょう。

心理カウンセリングの場でも、適切な音楽を選べばクライアントは感情を出しやすくなり、

治療の効果を高めることができます。

音楽をストレス解消に生かす方法

 精神医学の世界でも「音楽療法」という治療法があり、音楽を利用した専門的な治療法の一つとされています。

音楽にストレスを癒す働きを応用し、実際に心理カウンセリングや臨床心理学の分野でも

広く活用されています。

精神的な癒しになってストレスが軽減するほか、心理的なトラウマや鬱症状を和らげる効果も期待できるでしょう。

 ・どんな音楽を選ぶ?

 ストレス解消に音楽を選ぶことは有用ですが、実際にどのような音楽を選んだらいいのか迷うこともありますよね。

ある人にとっては心地よい音楽でも、別の人にとってはあまり心地よくない可能性があります。

音楽でストレス解消する場合は、音楽なら何でもいいというわけではないのです。

音楽の中でも、あなたにぴったりな「特定の音楽」こそがストレスを軽減してくれます。

あなたにとって心地よい特定の音楽を聴くことで、自身の感情や心の状態を理解したり、表現したり、整理したりリラックスしたりできます。

もし自分にとってどんな曲が気持ちいいのかわからないなら、クラシックやジャズ音楽を聴くことをおすすめします。

これらの曲は誰にでも親しみやすく、リラックス効果の高いジャンルだからです。

口頭や文章では表現しづらい感情や思いも、音楽に乗せて心の内面を整理し、自己理解や受容を深めることができるでしょう。

まとめ

音楽は、ストレス解消や心の癒しに効果的な手段であり、心理カウンセリングにおいても

重要なツールとされています。

実際にその効果は科学的にも裏付けられており、音楽療法を含む様々な形式で活用されています。

あなたがその時に心地よいと感じる音楽ならジャンルは問いませんが、ストレスがある時は

どちらかというとスローテンポの曲がおすすめです。

にぎやかで軽快な音楽や、騒々しいヘビーメタルなどよりは、落ち着いたクラシックやピアノ曲を選ぶと心が休まるでしょう。

もちろん個人差があるので、あなたの好みに合わせて調整してみてください。

スローテンポの音楽はゆっくりとしたペースなので、脈拍や心拍数も落ち着いてきて心にゆとりができるのです。

音楽自体は自律神経系に作用し、興奮や鎮静、リラックス効果をもたらすので、ぜひこの音楽の特性をストレス解消にご活用してくださいね。

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